Denali Expedition 2017 Day20 ナイトウォーク②(6/18デナリC2 〜 6/19デナリBC)

13時起床!

ファイントラックテント

昨晩は、デナリキャンプ2滞在は私達パーティーのみでした。

デナリキャンプ2を素通りしてキャンプ3を目指す登山者たち。

おっ!ダッフルバッグがTHULE!!!

キャンプ2にキャッシュしていった荷物やゴミを探します。
ゾンデで荷物探知!

準備完了!
今日は、距離長いがBC目指してGO DOWN!
現在18時。本日も夜山歩き。


完全防備!
これだけしていても20日間雪の上にいたら焼けましたけどねー。
恐るべし極地の紫外線!!!!

あの日の当たっているところは、少しは暖かいんだろうなー。
まさに陰と陽がはっきり。

確かに、夜歩くと雪の緩みは昼間より良いけど、寒い。
眠い。でもコレが安全登山と言われるから夜登山を続けます。
氷河も末端に行けば行くほど、2週間前の登り時にはなかったルート上のクレバスや踏み抜き跡。
歩きやすさとしては4月末や5月が安定しているのだろう。でも、キャンプ5や山頂での極寒を少しでも和らげる日となると6月〜7月初なんだろうなー。
んーいづれにしても、予定を立てる1年前や半年前では、その年の降雪の状況や、晴天率、好天の可能性、悪天候予報などは予測不可能。
天候に左右されるため、年によって登頂率が違うのも納得できる。

ソリの限界以上荷物を積み上げてから、よくソリがヒックリ返り毎回、ソリと繋いでいる棒のカラビナを取って、ソリへ戻って起こして、そして棒をまたカラビナでザックに付けるという作業に苛立ってきた。

Kahiltna Glacier
カヒルトナ氷河を下る

なんど見ても飽きない〜いい景色!

途中の休憩風景。
ボーとずーと眺めていたい。

太陽が反対の山に隠れて、Kahiltna Glacier(カヒルトナ氷河)が日陰になった。
登山道は確実に日陰。
21時30分です。


デナリ山山頂あたりに傘雲(怖)
上は強風かなー。明日天気崩れるってこと?
入山前から「今年は、晴れが長くと続かない」と聞いていたが、ホントにチャンスは極小でしたね。


さー寒い夜が来るぞー。
まー標高はかなり降りているので昨晩よりは良いかな?

デナリキャンプ1到着。

ここにもキャッシュしていった荷物とゴミがあるので回収。

またまた荷物整理。
サンタクロースでもこんなにソリのモノ載せないだろうなー。

食料補給や暖かいもの飲む。
じっーとしていると、ただただ寒い。

時間的にも、体力的にも取りに戻ってくる余裕はないので、
もーマックスマックス!で行きます!


よーし!ここC1からBCへ向けて出発だ〜!

PATの荷物とメンバー

ただただゴールBCを目指して歩く。
C1からBCは少し下りで、途中平坦、そして最後は登り。ここは、ホントにイヤになるぐらい長かったな〜。
まだそんなに眠気はないが、ほぼ無心で歩く。


途中、クレバスが多々ありました。
入山した往路の20日前にはなかった割れ目たち。
確実に気温は上がり5月→6月になり氷河にも変化が。

私たちは登りは日中移動していたが、この時期はみな夜移動。

未だに登ってくるグループはありました。

日本人隊や日本人を含むミックス隊も大人数で2組ほどスレ違いました。

何時間歩いただろう。
アラスカはもうそろそろ朝だ。
とは言え、結局真っ暗になることはなかった。
今回、アラスカ登山で一番不要なモノは、ヘッドライト!ランタン!(笑)

時計を見ると、ただいま3時30分すぎ前。

アラスカの朝焼けです。
めっちゃキレイ!
music with

Edvard GriegMorning mood

好きなクラシック曲の1つ。
朝はやっぱりGreigでしょ!

20日間の登山ももうすぐ終わりだー。
2時間平らな雪原を歩き1時間30分の登りでBCだー!
がんばれ〜my self and memberたち〜!!

いやーホントに綺麗でした。
キレイな朝焼けでしょ!
今回の登山のご褒美の1つだー!

このあとぐらいからめっちゃ睡魔に襲われる。
唇噛みながら、痛みで眼を覚ましておこうと、睡魔と戦う。
歩きながらウトウト。

そんななか、BCへの登りに差し掛かる。
スノーシューのカカトにあるバーを上げ、一歩一歩進む。
BCから出発してくる、これから登山と元気な人たちとすれ違う。
これからの状況を聞かれたりもしながら歩く。

BCのキャッシュポイント!が大変なことに!

かなり埋めて行ったはずの、ゴミやガソリン缶が見えてる。

20日間でかなり雪が溶け、しっかり埋めていったのに出てきてる。

そしてカラス的足跡がある。

ゴミは喰い散らかされている(泣)

一個一個拾って、ランディングポイント(BC)へ。

ふー見えてきた〜。

朝の6時。
今日もよく歩いた。
昼過ぎに起きて、18時過ぎに出発して、途中のC1でのキャッシュ探しや荷物整理、休憩が1時間30分を含め約12時間行動。
眠くもなるなー。

C2(18時25分発)・・・C1(21:50/23:20)・・・BC(600到着)

眠いし寒いし、テント張ってちょっと仮眠しよっと。

デナリ登山ブログ

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ハイキャンプ来ました! Denali Expedition 2017 Day15(デナリ稜線(16000ft)〜デナリC5(17200ft))

朝が来ました。
私は、目が覚めた時点で疲れた感はなく、寒さも収まっていました。どこでもいつでも寝れる私ですが、狭すぎて隣のRafaelと何度もぶつかり、度々眼は覚めましたが、まー寝れた方でしょう。
睡眠出来る出来ないでは、翌日に残る疲労度は全然違いますからね。睡眠ってすごいですよねー。
メンバーが良く寝れたのかは分かりませんが、
ギュウギュウテントの中だったのであまり寝れなかった人もいたと思います。または疲労困憊で爆睡だったかも。会話が飛び交うが、メンバー数名はまだ衰弱から回復していない様子。

さーどうする?

ここまで来てこの状態だと、続行も撤退も大きな違いがない気がしてきて、私は何がなんでも登頂という気分はそんなになくなっていて、「どちらでも!」という気分になっていました。
もちろん体力や健康状態もですが、帰国の日というタイムリミットも重要な考慮材料のひとつです。

状況を見ると、まだ日にちや時間に余裕がある人と体力的に余裕がある人といます。
ぐだぐだいろいろな仮定話しやもしも〜話しをしていましたが、

メンバーの中の一人が、「デナリキャンプ5は行ってみたい。」の一言で決まりました。

外に雪を取りに行き、テント内で湯をわかし簡単な朝食を食べて、キャンプ5までに必要な水分のお湯を沸かし、準備。

高所なので寒さはそれなりにあるものの、風はほぼ止んでいました。
テント内のもろもろが凍っていました。

私のNALGENE水筒もカッチコチ。

飲めなーい!

私のパートナーは、高所にはめちゃめちゃ強いはずですが、疲れが残っていてピッチは上がらず、倍の時間かかってゆっくり歩きました。

危険な稜線は続きます。
しっかりアイゼンきかせて歩きます。
滑ったら最後ってとこばかり。。。。。

デナリキャンプ5に到着!!!!

デナリ稜線16000ft~C5High Camp(17200Ft/5240m)

天気は良くて、風もないのに、結構寒いです。
下凍っててペグが刺せない(笑)

ピッケルやスクリューを最大に活かして2張り完了!
まさに絶景!


すごいとこですわー。
とうとう!やってきました。


テント内でお湯沸かして、食事。

ぶっこみ飯!
消化がよくて流し込めるやつ。

ぶっこみ飯にさらにご飯ぶっこんで(笑)
明日の登頂に備えて食欲旺盛!
よく食べてよく寝れる人は強い!登山哲学(笑)


凍ってしまったドリンクを解凍中。

明日の準備して寝まーす。

 

デナリガイドブログ

高度順応日です Denali Expedition 2017 Day8(デナリC4(14200ft)滞在)

本日は、高度順応日 &  休憩日
ただいま、デナリC4(14200ft/4330m)です。

朝いちばん!

お仕事といえば

キレイな雪取り。

からのお湯沸かし。

今日のブレックファーストは!

パンとグラノーラ入りホットチョコで♫
向こうに見えている山はフォーレイカー山(5,304m)。
デナリ山がシーズン(4月末〜7月初)1,000人以上の登山者に対しフォーレイカー山の登山申請者数知っていますか?
♪♪♪35億!
うそ16人♪
たったの16人なんです。

そして手前に映っているブロックの壁はトイレット!!
では、「デナリのトイレ事情」をご説明しましょう!

※小の場所は、周りのテント場のことも考え&キレイな雪の場所を汚さずとレクチャーの時言われました。
※大はトイレバケツにクリーン袋を掛けて使う。

ここはデナリキャンプ4の共同トイレの1つでうちのテン場の近くのやつ。
しっかり作ってくれています。

入り口は1つ。
ちゃんと見えないように入り口を曲げてる。

中に入っていくと、

小の跡。
壁沿いにトイレバケツを置いて大をする感じです。
しっかりとした作りで風が吹き込まないからありがたい。&壁が高いので周りからも立たないと見えない。

デナリキャンプ4の360度動画!

おー!いままでの360度撮影とは雰囲気が高所感でてますでしょー!

すぐ真向かいのテントはアメリカ人3人組です。
早速仲良くなりました。
Neighborhood(お隣さん)の一人を紹介します。

Mr Skip Voogdです。
ベレー帽被って、パイプタバコをかっこよく吸うダンディーさんです。
彼はフェアバンクスのカフェで働いています。

レンジャーステーションテント近くにヘリが着陸。

救助?荷運び?
明後日から天気が大崩予報です。(泣)


この上にCamp5(アタックキャンプ)があり、山頂のポイントは見えていないがこの奥です。

ここには、レンジャーステーションがあります。
C4やC5そして山頂の天気や雪、風の情報や予報が聞け、アドバイスもくれるし、体調不良や高山病、しもやけ、凍傷などの対応ドクターもいます。

お天気ボードは毎朝9時に更新されます。
また、夜8時にはラジオで明日の予報を流します。

ちなみに本日JUNE 6, 2017の天気予報
ここは14000ft/4330mのキャンプ4。
Sunny with chance of snow showers 20%.
(晴れ、降雪確率20%)
winds 15East(7m/s), Low 7°(-13℃).
東風15mph/時速、(風速7m/s)、気温:華氏7℃、(摂氏ー13℃)

17,000ft/5200mのキャンプ5の予報もあります。

そしてOut look(今後2〜3日の見通し):風が25〜45mph/時速.

風速を日本の秒速に置き換えると、25mph=11m/s!45mph=約20m/sって強風から非常に強風。風に向かって歩けないレベル!!やばいやばい!
2〜3日で済めばいいけど、レンジャー曰く天気図見る限り、強風や降雪が1週間近く続くのでは?との見解。

さー、C3にキャッシュしてきた食料を早めに持ち上げないと!

数値に話を戻すと
※アメリカと日本の数値は尽く違う。
なんでもアメリカから輸入や流行が入ってきている日本と思っていたが、アメリカに来ていつも悩まされるのが、数値系。
イギリスの流れがアメリカ。
日本はやそれ以外の国々ではヨーロッパの流れ。

高さ:米国/ft(フィート)、日本/meter
1ft=30.48cm

距離:米国/M(マイル)、日本/km
1M=1.6km

○気温:米国/℃(華氏)、日本/℃(摂氏)
ざっくり計算(華氏)ー30 ÷ 2 =(摂氏)
正確計算:(華氏)ー32  ÷  2 x 1.1 =(摂氏)

風速:米国/MPH(時速)、日本/m/s(秒速)
MPHx0.44=m/s(秒速)
※風速についての説明は下記に!

長さ:米国/Inch(インチ)、日本/Meter
1inch=2.54cm

重さ:米国/Pound(ポンド/lb)、日本/Kg
1lb=453.6g

🍃≈風速についてin日本🌀
静穏 – 風速0.3m/s未満の風
3〜5m/s(軟風)木の葉や細かい小枝がたえず動く。軽く旗が開く
5〜8m/s(和風)砂埃がたち、紙片が舞い上がる。小枝が動く
10〜15m/s(やや強風 )大枝が動く。電線揺れる。傘はさしにくく風に向かって歩きにくい。
※10m/s(23MPH)傘無理
※15m/s(35MPH)歩行難
17〜20m/s(強風)小枝が折れる。風に向かっては歩けない。
※17m/s(40MPH)歩行不可、禁テント外出
20m〜25m/s(暴風域)人家にわずかの損害がおこる。煙突が倒れ、瓦がはがれる。
30m/s以上(台風🌀) 

 

てなわけで、本日は明日より徐々に強くなる風予報。
テントが飛ばされないように雪のブロックを積み上げ強風対策作業開始。

ファイントラックテント、カミナドーム

軽くて上部なファイントラックテント・カミナドーム2。

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キレイな四角ではないけど、ドンドン作ってドンドン建てます!


うぉりやー!
デッカイブロック〜!!!

お腹が空いてはブロック作れず!

ランチタイム!
今日はインスタントラーメンです。なんとMARUCHAN!

午後もしっかり作業作業

あちこちのテントの周りにも雪のブロックが積み上げられています。

スノーソーで縦長ラインを切り、1段づつ横のライン切りして、立体部分をスコップで下からガシッと!

備えあれば憂い無し!ブロック完了!!!!
You can never be too prepared!(準備はしすぎて悪いことはない!)
でもここでの備えあれば憂い無しはこっちかな?
Hope for the best,but prepare for the worst!(最良を願って、最悪に備える!)
結構時間かかり、なにげに4000m超えでする作業にしては、ハードでした。
日が暮れる前に終了!
あっ!白夜だから暮れないかっ(笑)
登山開始日から今までが、晴天続きでしかも風も殆どなく、恵まれていましたねー。
暑い暑い汗かきまくり〜とか贅沢なこと言っていましたわー。

順応日というわりにはやることいっぱいすぎて大忙しな一日でした。

一旦テントに入り、夕食の準備まで休憩しようとしていると
「Any one want foods! 」「Gasoline!」と声が聞こえてくるではないですかー!
慌てて、「YES〜〜!!!!」とテントから声張りながら慌てて顔を出す。

アメリカのアーミーやネービーとカナダやフランスの軍隊チームでした。
聞くところによると9名で来ていて3名登頂出来たが、3名は高山病やケガですでに下山して、もう明日下山開始するが、かなり食料が残っていて持って降りたくないからとのことでした。

サンタクロースかっ!っていうぐらいゴミ袋いっぱい食料やガソリン1缶半(1缶=1ガロン)をもらいました。

見るからにチーム・ツワモノ(笑)
でも3人しか登頂できなかったという。
うーん詳細は聞かなかったが、天候か?高山病か?

種類分けして、パッキング。

テントに入りきれず・・・・・・
これだけ追加食料があれば、何日待機でも大丈夫そうだ!
これまた備えあれば憂い無し!

フォーレイカーがキレイに見えています。

 


上のキャンプ5は、ここより標高は1000m高く、寒さや強風レベルはかなりのものだろう。
ここキャンプ4からキャンプ5経由で登頂狙うには最低3日間の好天が必要!


米国・MOUNTAIN HOUSEのフリーズドライフード。
今日は、MEXICAN STYLE RICE &CHICKEN

これがめっちゃうまい!



家で出しても、フリーズドライとは分からないレベル!



こんなのもあるんだ!10回分

おやすみなさい!
明るいからシュラフをガッツリ被って。

デナリ登山ブログ